2007年01月13日

鉄コン筋クリート 4/5点 ネタバレしまくり

「クロがもってないネジ、シロがみんなもってる〜〜!!!!!」



松本大洋原作の漫画、奇跡の映像化!



だそうです。


あんまり期待してなかったんだけどむっちゃ面白かった。好みどんぴしゃ。はい、本当にすごい楽しめました。


最初の30分くらいたるくてあぁ、微妙なのかなぁと思ったら、殺し屋が出てきた辺りから激アツな展開に。最後までずっと引き込まれっぱなしでした。


話は


暴力とヤクザのまち、宝町。そこには暴力で町を牛耳るネコと呼ばれる二人の少年、シロとクロがいた。彼らは気に入らないものはぶっ飛ばし、スリをしながら暮らしていた。しかし、宝町にも再開発と共に不穏な動きが見え始め、そこにはヤクザをも操る蛇という者の影があった。今までの宝町を守るためにクロとシロは彼らに戦いを挑むのだった。


なんか自分でこういうの書くのやだな。下手さがあふれ出る。




キャラが良い。キャラクターの設定が素晴しい。キャラ付けというか位置づけというか。


後は映像がすごすぎる。最近のアニメはすごいね、本当に。どうやってるんだろう。ほとんどCGと手書きの境目がわかりません。それと本物のカメラワークみたいな動きがたくさんあるのね。走ってるところを追いかける視点がハンディみたいに揺れてるとか、180°回転して裏側まで見えるとか。とにかくすごい。



話的には別にミステリーとかじゃないんですが、物事を深く考える人にお勧めです。暗示のオンパレードなのです。キャラそのものからもう暗示というか、伏線というか。



クロとシロ。二人の主人公の少年。「純粋な心を信じるシロと純粋な力を信じるクロ」だそうです。
「神様が失敗したからネジが足りない、シロ。同じくクロ。でもクロのたりないネジは全部シロが持ってる。」だから、「二人一緒じゃないと見つからない。」





クロとシロ。黒と白。暗と明。影と光。名前そのものが二人の性質を示している。


対極の性質を持つ二人。暴力が支配する宝町ではシロの力が弱すぎるからクロが守って暮らしている。でも本当に守られているのは完全に黒に染まってはいないクロの方。シロと一緒だから大丈夫。


しかし殺し屋に刺されるシロ。シロの力が弱まった時、クロは黒い力に目覚め、伝説の最強の餓鬼、イタチと成る。




イタチに心を支配され暴力の限りを尽くすクロ。心の底まで支配されそうになった時、シロの声が届きクロは開放される。





劇中における火は最初にあるように「暖かい優しさの中に破壊と暴力を秘めている。」

つまりシロとクロ、両方の性質を持つものとしての火。最後の場面、イタチの手を放してクロはシロの声のするマグマの中に飛び込む。これは暴力の象徴としてのマグマの中にあるシロの部分を信じたということ。結果、クロは見事に開放される。


後、水も火と同じ役割なのかなぁ。基本的にはシロの夢の中で、水中は夢、水面に出ることはすなわち現実に戻ることを意味してましたが。夢は寝ている夢と理想の夢とがかかっていて、一度窒息する夢も見ているから、おそらく楽園のような水の中にも危険が含まれているということを書きたかったのだと思います。あるいは二人一緒にいるときは、クロにも白い部分が、シロにも黒い部分があると言いたかったのか。




ネズミ。宝町で育ったヤクザ。この人もクロとシロの中間のような気がします。名前からしてね。ねずみ色=灰色ですから。
黒になりきれずに、結局は死を選んだネズミ。むしろ彼はシロに近かったのかも。クロは彼の死でさらに動揺して堕ちていったから。


後は…、タバコとか絶対なんかありそうなんだけど、わからなかったなぁ。執拗に出てきたからなぁ。



他にも脇役がすごい良い。木村がほんと泣ける。一番好きなキャラです。


もう一回見たいです。それくらい面白かった。マンガ買おうっと。




候補の曲、なんとなくのっけておきます。上の人とか気になってるかもしれないので。


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posted by ヤマ at 02:21| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画(ネタバレあるかも) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
…少なくね?
Posted by るど at 2007年01月14日 16:39
去年もっと少なくありませんでした?
Posted by やま at 2007年01月15日 01:50
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